キャラメル包装とは



キャラメル包装とは

CD・DVDなどをパッケージ製品として販売する場合、通常はディスクを専用のプラス
チックケースに1枚ずつ収めます。そして紙製のジャケットや帯などを添えた上
で、輸送中にケースに傷が付かないよう透明なビニールで包装するというのが一般的
なやり方です。その際、包装はおおむね次の3種類のいずれかの方法で行います。1つ
めはOPP包装です。これはOPP袋に製品を入れ、フラップ部分を糊で接着するというも
のです。比較的簡易な方法です。2つめはシュリンク包装です。これは熱圧縮性のビ
ニールで製品を包み、後から熱風をあてて収縮させ、密封します。そして3つめ
が、キャラメル包装です。一般に流通しているCD・DVD等の包装方法としては、最も
一般的なものです。お菓子のキャラメルの箱を包装する際のやり方であることからこ
の名がつきました。キャラメル包装の手順としては、まず、製品をビニールでぐ
るっと巻き込み、1周したところを熱で圧着して筒状に包みます。次に、筒の両端部
分の余ったビニールを上下とも折り込んで台形にし、製品の角に沿って折り曲げま
す。最後に折り曲げ部を熱で圧着して封をします。このとき、ビニールはティア
テープという一種のひもが付いたものを使用します。開封するときはこのひもを
引っ張ることによって、製品の回りをぐるりと1周してワンタッチで開けられるよう
になっています。キャラメル包装機には手動式のものと自動式のものがあります。前
者は小ロット製品に、後者は大量生産品にそれぞれ向いています。
≪キャラメル包装≫

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